詩編89:20~38

89:20 あなたの慈しみに生きる人々に/かつて、あなたは幻によってお告げになりました。「わたしは一人の勇士に助けを約束する。わたしは彼を民の中から選んで高く上げた。

89:21 わたしはわたしの僕ダビデを見いだし/彼に聖なる油を注いだ。

89:22 わたしの手は彼を固く支え/わたしの腕は彼に勇気を与えるであろう。

89:23 敵は彼を欺きえず/不正な者が彼を低くすることはない。

89:24 わたしは彼の前で彼を苦しめる者を滅ぼし/彼を憎む者を倒す。

89:25 わたしの真実と慈しみは彼と共にあり/わたしの名によって彼の角は高く上がる。

89:26 わたしは彼の手を海にまで届かせ/彼の右の手を大河にまで届かせる。

89:27 彼はわたしに呼びかけるであろう/あなたはわたしの父/わたしの神、救いの岩、と。

89:28 わたしは彼を長子とし/地の諸王の中で最も高い位に就ける。

89:29 とこしえの慈しみを彼に約束し/わたしの契約を彼に対して確かに守る。

89:30 わたしは彼の子孫を永遠に支え/彼の王座を天の続く限り支える。

89:31 しかし、彼の子らがわたしの教えを捨て/わたしの裁きによって歩まず

89:32 わたしの掟を破り/わたしの戒めを守らないならば

89:33 彼らの背きに対しては杖を/悪に対しては疫病を罰として下す。

89:34 それでもなお、わたしは慈しみを彼から取り去らず/わたしの真実をむなしくすることはない。

89:35 契約を破ることをせず/わたしの唇から出た言葉を変えることはない。

89:36 聖なるわたし自身にかけて/わたしはひとつのことを誓った/ダビデを裏切ることは決してない、と。

89:37 彼の子孫はとこしえに続き/彼の王座はわたしの前に太陽のように

89:38 雲の彼方の確かな証しである月のように/とこしえに立つであろう。」

ルカによる福音書3:7~18

3:7 そこでヨハネは、洗礼を授けてもらおうとして出て来た群衆に言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。

3:8 悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。

3:9 斧は既に木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。」

3:10 そこで群衆は、「では、わたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。

3:11 ヨハネは、「下着を二枚持っている者は、一枚も持たない者に分けてやれ。食べ物を持っている者も同じようにせよ」と答えた。

3:12 徴税人も洗礼を受けるために来て、「先生、わたしたちはどうすればよいのですか」と言った。

3:13 ヨハネは、「規定以上のものは取り立てるな」と言った。

3:14 兵士も、「このわたしたちはどうすればよいのですか」と尋ねた。ヨハネは、「だれからも金をゆすり取ったり、だまし取ったりするな。自分の給料で満足せよ」と言った。

3:15 民衆はメシアを待ち望んでいて、ヨハネについて、もしかしたら彼がメシアではないかと、皆心の中で考えていた。

3:16 そこで、ヨハネは皆に向かって言った。「わたしはあなたたちに水で洗礼を授けるが、わたしよりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。

3:17 そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」

3:18 ヨハネは、ほかにもさまざまな勧めをして、民衆に福音を告げ知らせた。