すべての兄弟たちに、聖なる口づけによって挨拶をしなさい。この手紙をすべての兄弟たちに読んで聞かせるように、わたしは主によって強く命じます。わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがたと共にあるように。1テサロニケ5:26~28

25節までは2人称複数の「わたしたち」という表現でしたが、ここでパウロは、「わたし」という1人称単数の表現を使っています。これは、25節までのものは口述筆記で他の人に書いていただいていたのが、ここでは自分の筆をもって書いているということを表しているのかもしれません。

このテサロニケ人への手紙は、パウロが、テサロニケの教会に送ったのみならず、これを他のすべての兄弟姉妹たちに読み聞かせるように指示を与え、実際に多くの教会で読み継がれ、聖書として私たちもその恵みに与ることが出来ています。

現在、私たちは、この手紙を聖書として読んでいますが、今日の聖句からも分かるように、パウロの手紙は、最初から当時の諸教会の礼拝において読まれていたと思われます。

祈り

天の父なる神様、パウロを特に異邦人への福音宣教者として召してくださり、彼を通して語られた神の言葉をお与えくださり、ありがとうございます。
わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがたと共にありますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。