28:19 しかし、ユダヤ人たちが反対したので、わたしは皇帝に上訴せざるをえませんでした。これは、決して同胞を告発するためではありません。

 28:21 すると、ユダヤ人たちが言った。「私どもは、あなたのことについてユダヤから何の書面も受け取ってはおりませんし、また、ここに来た兄弟のだれ一人として、あなたについて何か悪いことを報告したことも、話したこともありませんでした。

 28:22 あなたの考えておられることを、直接お聞きしたい。この分派については、至るところで反対があることを耳にしているのです。」

 

パウロは、ローマに着いてユダヤ人たちと話しましたが、ローマにいるユダヤ人たちは次のように語りました。「私どもは、あなたのことについてユダヤから何の書面も受け取ってはおりませんし、また、ここに来た兄弟のだれ一人として、あなたについて何か悪いことを報告したことも、話したこともありませんでした。あなたの考えておられることを、直接お聞きしたい。この分派については、至るところで反対があることを耳にしているのです。」

 

ローマに住むユダヤ人たちは、パウロたちが宣べ伝えている福音について「至るところで反対があることを耳にして」はいましたが、その内容についてはよく知らなかったようです。それでパウロに、「あなたの考えておられることを、直接お聞きしたい。」と言ってさらに詳しく教えてほしいと願っています。

 

これは先に神様が、パウロに、「ローマでもこの福音を宣べ伝えなければならない」と言われていたことの成就です。

 

祈り

 

天の父なる神様、神様はパウロをお選びになり、彼の心に神をあがめる心をお与えになり、その信仰によって命をかけてイエス・キリストの福音を伝えることが出来るようにお導きくださいました。パウロによって計り知れない多くの人々が今もなおあなたを信じ、イエス・キリストの救いの恵みに与ることが出来るようになっていることを心より感謝いたします。あなたの真実と愛は変わることがありません。

イエス・キリストの御名によって祈ります。