2:25 そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。

2:26 そして、主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けていた。

2:27 シメオンが“霊”に導かれて神殿の境内に入って来たとき、両親は、幼子のために律法の規定どおりにいけにえを献げようとして、イエスを連れて来た。

2:28 シメオンは幼子を腕に抱き、神をたたえて言った。

 

聖霊の導きによって歩んでいたシメオンは、「主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けて」いました。

 

シメオンは、もうすでにかなりの年をとっていたと思われます。彼が霊に導かれて神殿に入ってきたとき、ヨセフとマリアは、幼子イエスを連れて礼拝を捧げるために神殿に入ってきました。

 

たくさんの人々が同じように礼拝を捧げるために神殿にやってきます。しかし、聖霊に導かれていたシメオンは、幼子イエスを見るなり、この方が約束のメシアであることがすぐに分かったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、シメオンは、年をとっていましたが、「主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない、とのお告げを聖霊から受けて」いましたから、いつになったらメシアにお会いできるだろうかと思いながらその日々を過ごしていたことでしょう。神様の約束は空手形ではありません。その通りにメシアに出会うことが出来、この赤ちゃんがやがて全人類のための救い主としての働きを実現してくださいました。私たちも、あなたに忠実なものとして歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。