15:30 兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストによって、また、“霊”が与えてくださる愛によってお願いします。どうか、わたしのために、わたしと一緒に神に熱心に祈ってください、

 15:31 わたしがユダヤにいる不信の者たちから守られ、エルサレムに対するわたしの奉仕が聖なる者たちに歓迎されるように、

 15:32 こうして、神の御心によって喜びのうちにそちらへ行き、あなたがたのもとで憩うことができるように。

 15:33 平和の源である神があなたがた一同と共におられるように、アーメン。

 

神様は、最初にユダヤ民族を選ばれましたが、ユダヤ民族だけを特別に愛されたというのではなく、すべての人々を分け隔てすることなく、神の救いに与ることが出来るように導かれ、どの民族もイエス・キリストにあってひとつとされていくように導かれます。

 

ヨハネの黙示録7章には、イエス・キリストの救いに与る人たちが、白い衣を着た大群衆として次のように記されています。「この後、わたしが見ていると、見よ、あらゆる国民、種族、民族、言葉の違う民の中から集まった、だれにも数えきれないほどの大群衆が、白い衣を身に着け、手になつめやしの枝を持ち、玉座の前と小羊の前に立って、 大声でこう叫んだ。「救いは、玉座に座っておられるわたしたちの神と、/小羊とのものである。」(ヨハネの黙示録7章9~10節)

 

パウロはユダヤ人ですが、彼はイエス・キリストに出会って後、そのような民族による差別を捨てて、どの民族も神にとっては大切な存在であり、神様はすべての人が救われて真理を知るようになることを願っておられることを身をもって示していったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、親にとってどの子も大切なひとりひとりであるように、あなたによって造られた者は皆、あなたにとっても大切な存在です。私たちも人を国籍や人種、民族や境遇の違いなどによって差別することなく、隣人を愛することが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。