主の憎まれるものが六つある。心からいとわれるものが七つある。

驕り高ぶる目、うそをつく舌/罪もない人の血を流す手

悪だくみを耕す心、悪事へと急いで走る足

欺いて発言する者、うそをつく証人/兄弟の間にいさかいを起こさせる者。箴言6:16~19

 

私たちは、神が何を喜ばれ、何を悲しまれるのかをよく知っておく必要があります。それがそのまま私たちの生活の指針になると言ってもよいでしょう。

 

ここに挙げられているものは、すべて汚れた悪の心から生まれてくるものです。きれいな水の中に泥が入り込むとその水全体が汚れてしまうように、罪が入り込むと心全体が汚染されてしまいます。畑に農薬がまかれると、その畑の微生物が死んでしまったり、いのちの営みに障害が起こるようになることとよく似ています。

 

人類の中に罪が入って以来、この罪に汚染されていない人はおらず、罪から自由な人は一人もいません。「自分に罪がないと言うなら、自らを欺いており、真理はわたしたちの内にありません。」(1ヨハネ1:8)と言われているように、おごり高ぶる人は自分自身を偽っている人であり、他の人々に嘘をつく者でもあるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの前にはすべてが明るみに出され、あなたの前には何事も隠しおおせるものではありません。しかし、そのような罪在るものを招いて救い出すためにあなたのひとり子をさえお遣わし下さいますことを感謝いたします。あなたの前にも、自分自身に対しても正直に生きるものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。