47:23 ヨセフは民に言った。「よいか、お前たちは今日、農地とともにファラオに買い取られたのだ。さあ、ここに種があるから、畑に蒔きなさい。

47:24 収穫の時には、五分の一をファラオに納め、五分の四はお前たちのものとするがよい。それを畑に蒔く種にしたり、お前たちや家族の者の食糧とし、子供たちの食糧としなさい。」

47:25 彼らは言った。「あなたさまはわたしどもの命の恩人です。御主君の御好意によって、わたしどもはファラオの奴隷にさせていただきます。」

47:26 ヨセフはこのように、収穫の五分の一をファラオに納めることを、エジプトの農業の定めとした。それは今日まで続いている。ただし、祭司の農地だけはファラオのものにならなかった。

 

ヨセフは、食料を人々に渡すとともにのうちと農民を労働者として買い取り、種を渡して農民たちが農業に従事できるようにしました。

 

これは、飢饉のために食料がなくなったために人々の訴えを聞いたものでしたが、このことによって、エジプト王は、五分の一を年貢(税金)として納めるようになりました。

 

もしもヨセフがいなかったら、豊作のうちに食糧を蓄えておくこともなく、飢えた人々であふれかえるようなことになっていたのではないでしょうか。

 

ヨセフの生涯も、やがて来る全人類のための救い主の到来を象徴的に示すものでした。ただし、王の王キリストが君臨する国においては納税の義務はなくなると思います。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス・キリストにある信仰に生きる者は、天の都を待ち望みつつ、聖霊の導きをいただきながら主と共に生きる者です。あなたが指し示す道を御心に従って生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。