49:16 ダンは自分の民を裁く/イスラエルのほかの部族のように。

49:17 ダンは、道端の蛇/小道のほとりに潜む蝮。馬のかかとをかむと/乗り手はあおむけに落ちる。

49:18 主よ、わたしはあなたの救いを待ち望む。

49:19 ガドは略奪者に襲われる。しかし彼は、彼らのかかとを襲う。

49:20 アシェルには豊かな食物があり/王の食卓に美味を供える。

49:21 ナフタリは解き放たれた雌鹿/美しい子鹿を産む。

 

「ダン」とは、裁きという意味の言葉です。士師記18章を見ると、ダン族から600人がイスラエルの最北端に移住し、そこにダンという町を立てたことが分かります。

 

ダン族からはサムソンという勇者が現れますが、隣国のペレシェト人から攻撃を受けても、わずかな人数で蛇のように機敏に戦って、戦車上の敵を後ろに落として勝利を収めたと言われています。

 

「ガド」は襲うという意味の「グド」に関連した名前です。彼らは襲撃されてもやり返すということが言われています。

 

アシェルは、オリーブ油を採る人たちがたくさん生まれてきました。また、ナフタリ族は、冒険好きで活気に満ちていたので(士師記5:18)放たれた雌じかと呼ばれました。

 

祈り

 

天の父なる神様、イスラエルは12部族に分かれていきますが、彼らのうちにも様々な特徴があり、多様性の中で、一人の神に従っていくことが求められました。日本のような国に住んでいると民族の多様性は分かりにくいのですが、様々な違いを認めつつ、一人の主に聞き従うことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。