19:45 それから、イエスは神殿の境内に入り、そこで商売をしていた人々を追い出し始めて、

19:46 彼らに言われた。「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」

 

19:47 毎日、イエスは境内で教えておられた。祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったが、

19:48 どうすることもできなかった。民衆が皆、夢中になってイエスの話に聞き入っていたからである。

 

当時の宗教指導者であるファリサイ派や律法学者、祭司長などは、多くの人々が神殿に礼拝に集まってくることを利用して、お金儲けもしていたようです。

 

献金をする場合は、ユダヤで用いられている貨幣でなければならないようにして、両替をしても受けることが出来ましたし、いけにえとして捧げる動物を用意して、礼拝者の便宜を図る面もあったでしょうが、その在り方はイエス様が言われているように商売をして儲けるための場にもなっていたのです。

 

イエス様は、「こう書いてある。『わたしの家は、祈りの家でなければならない。』/ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」と非常に強い言葉でこれを避難しました。

 

これに対して、祭司長、律法学者、民の指導者たちは、イエスを殺そうと謀ったと言われています。彼らがイエス様を殺そうと考えていたのは今に始まったことではありませんが、イエス様は民衆に慕われていましたので、ローマ帝国によってイエスを殺してもらうように仕向けていくのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、ユダヤの宗教指導者たちは、祈りの家であるべき神殿を強盗の巣のごとくにして暴利をむさぼっていました。礼拝が純粋に神を礼拝するものではなくなっていました。しかもこれを正そうとしたイエス様を殺そうと企てました。人間の罪の深さを感じさせられますが、私たちも神の前に犯してしまう罪があれば悔い改めて主に従う者でありますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。