わたしがどういう様子でいるか、また、何をしているか、あなたがたにも知ってもらうために、ティキコがすべて話すことでしょう。彼は主に結ばれた、愛する兄弟であり、忠実に仕える者です。彼をそちらに送るのは、あなたがたがわたしたちの様子を知り、彼から心に励ましを得るためなのです。平和と、信仰を伴う愛が、父である神と主イエス・キリストから、兄弟たちにあるように。恵みが、変わらぬ愛をもってわたしたちの主イエス・キリストを愛する、すべての人と共にあるように。エフェソ6:21~24

パウロがご苦痛にいる間も、各地に離散しているクリスチャンたちは、パウロのために祈り続けていたに違いありません。パウロもそうした兄弟姉妹たちに状況をお知らせするためにティキコを遣わしました。彼によって、パウロが書いた手紙のいくつかも教会に渡されたことも考えられます。それは私たちが今日新約聖書の一部として大きな励ましを与えられている手紙でした。

「彼から心に励ましを得るためなのです。」とありますが、それは図らずも21世紀に生きる日本に住む私たちにも大きな慰め励ましを与えることになることまでパウロは想定していなかったと思いますが、私たちはこのエフェソの手紙を通しても大きな慰めと励ましをいただくことになりました。神に感謝したいと思います。

「平和と、信仰を伴う愛が、父である神と主イエス・キリストから、兄弟たちにあるように。恵みが、変わらぬ愛をもってわたしたちの主イエス・キリストを愛する、すべての人と共にあるように。」これは、私たちの教会の礼拝の締めくくりであり派遣の言葉である祝祷において述べている言葉です。同じ言葉をこれを読んで下さっている皆様にもお届けしたいと思います。

祈り

天の父なる神様、パウロを特に異邦人への福音宣教者として立ててくださり、ユダヤ人から全世界のあらゆる人々に伝えられていることを感謝いたします。平和と信仰を伴う愛と神の恵みが皆様の上にありますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。