10:39 わたしたちは、イエスがユダヤ人の住む地方、特にエルサレムでなさったことすべての証人です。人々はイエスを木にかけて殺してしまいましたが、

 10:40 神はこのイエスを三日目に復活させ、人々の前に現してくださいました。

 10:41 しかし、それは民全体に対してではなく、前もって神に選ばれた証人、つまり、イエスが死者の中から復活した後、御一緒に食事をしたわたしたちに対してです。

 10:42 そしてイエスは、御自分が生きている者と死んだ者との審判者として神から定められた者であることを、民に宣べ伝え、力強く証しするようにと、わたしたちにお命じになりました。

 10:43 また預言者も皆、イエスについて、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる、と証ししています。」

 

神の御子イエス・キリストは、私たちの救い主(メシア)としてこの世に来られ、その生涯と十字架の死と復活によって、罪の贖いを実現し、私たちが救われるために必要なあらゆることを実現してくださいました。

 

そして、ペトロが、「わたしたちは、イエスがユダヤ人の住む地方、特にエルサレムでなさったことすべての証人です。人々はイエスを木にかけて殺してしまいましたが、神はこのイエスを三日目に復活させ、人々の前に現してくださいました。」と述べているように、キリストの弟子たちにこの福音を伝えて、彼らをキリストの証人としてくださったのです。

 

さらにペトロは、ここで「預言者も皆、イエスについて、この方を信じる者はだれでもその名によって罪の赦しが受けられる、と証ししています。」と述べているように、旧約時代の預言者たちはみなイエス・キリストがメシア(救い主)であることを証していたというのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、パウロは、自分自身が神の前に罪深い者であることを自覚し、次のように告白しています。「わたしはなんと惨めな人間なのでしょう。死に定められたこの体から、だれがわたしを救ってくれるでしょうか。わたしたちの主イエス・キリストを通して神に感謝いたします。このように、わたし自身は心では神の律法に仕えていますが、肉では罪の法則に仕えているのです。従って、今や、キリスト・イエスに結ばれている者は、罪に定められることはありません。 キリスト・イエスによって命をもたらす霊の法則が、罪と死との法則からあなたを解放したからです。」(ローマ7章25~8章2節)

 

パウロは、自分自身のことを「死に定められたこの体」と表現していますが、それは私たちも同じです。しかし私たちがこの罪から救われるために、イエス・キリストが来られたことを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。