18:18 ある議員がイエスに、「善い先生、何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」と尋ねた。

18:19 イエスは言われた。「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。

18:20 『姦淫するな、殺すな、盗むな、偽証するな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」

18:21 すると議員は、「そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。

 

ユダヤ最高議会の議員である人が、ある日イエス様のところに来て質問しました。「善い先生、何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」

 

この時点ではすでに議会において、イエスをいかにして殺そうかという話し合いがなされていましたから、この議員は、おそらく人目をはばかって、しかしイエス様の是非このことを尋ねたいと考えていたものと思われます。

 

彼は復活を信じていたようですから、おそらくファリサイ派の議員であったと思われます。この世においては社会的に成功者としての人生を送っていますが、来るべき世において自分は永遠の命を得られるという確信はなかったのでしょう。それでイエス様に尋ねたのでした。

 

律法学者やファリサイ人たちは、律法を守るために自分たちが決めた規則を守るように人々に教えていましたが、イエス様によれば、それは人の教えを教えているだけで律法を守っていることにはならないというものでした。真実の意味で神の律法を神が求めておられるように守ることが出来たのはイエス・キリスト以外にはありません。キリストは律法を成就し、救いの御計画を実現するために来られました。

 

祈り

 

天の父なる神様、「何をすれば永遠の命を受け継ぐことができるでしょうか」この問いに対するあなたの答えは、「イエス・キリスト」を私たちのもとに遣わして下さることでした。

キリストによって与えられた多くの恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。