17:22 パウロは、アレオパゴスの真ん中に立って言った。「アテネの皆さん、あらゆる点においてあなたがたが信仰のあつい方であることを、わたしは認めます。

 17:23 道を歩きながら、あなたがたが拝むいろいろなものを見ていると、『知られざる神に』と刻まれている祭壇さえ見つけたからです。それで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それをわたしはお知らせしましょう。

 

多神教の世界は、この世界の被造物のあらゆるものが神になってしまうような世界です。神は、目に見えないお方ですが、人間は目に見えないものを認識することが難しいために、目に見えるものを神としてあがめてしまうのです。

 

アテネの人たちは、そのような社会の中にあって、目に見えるいろいろなものを神として祀るようになり、「知られざる神に」と刻まれるようなものさえもあったようです。

 

こうしたアテネのありさまは、同じく多神教の社会である日本人も同じような精神構造を持っているように思われます。このため日本の方々に神を伝えるためには、パウロのように神がどのようなお方であるのかを、聖書に基づいてお伝えすることが大切であると思われます。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちは神様から教えていただかなければ、神様がどのようなお方であるのか分からない者です。あなたはそのような私たちに聖書によって神を示して下さり、私たちのために働いてくださるあなたの恵みを感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。