あなたはわたしの魂を陰府に渡すことなく/あなたの慈しみに生きる者に墓穴を見させず命の道を教えてくださいます。わたしは御顔を仰いで満ち足り、喜び祝い/右の御手から永遠の喜びをいただきます。詩篇16篇10~11節

あなたは私に、いのちの道を知らせてくださいます。あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります。

 

私たちは、いつか死ぬことは知っていますが、死んだあとはどうなるのでしょうか。金持ちとラザロの話を見ると、ラザロは天国に行き、金持ちは黄泉に行ったことが分かります。死んだ後、私たちは、天国に行くか黄泉に行くか地獄に行くか、いずれかの道をたどることになります。

 

この世において神の前に罪ある者は、その罪のために黄泉に行き、やがては地獄に行く、つまり永遠にわたる神の裁きを受けることになります。神は聖なるお方であり、正義を守られるお方ですから、罪を裁かれるのです。

 

しかし、今日の聖句は、罪ある者が、その罪を赦されて黄泉に下ることなく、いのちへの道を歩むことが出来ると教えています。

それは、罪のない神の御子が、私たちが受けるべき罪の裁きを身代わりに受けて死んでくださったからです。

 

詩編の作者は、やがて来られる神の御子イエス・キリストによる罪の贖いと、主イエスを信じて救われる人のことをこのように預言していたのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたの御子の尊い血潮によって私たちの罪を贖ってくださいましたことを心より感謝いたします。それほどまでにして私たちを愛してくださるあなたの愛の深さ、恵みの豊かさを知ることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。