14:15 食事を共にしていた客の一人は、これを聞いてイエスに、「神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう」と言った。

14:16 そこで、イエスは言われた。「ある人が盛大な宴会を催そうとして、大勢の人を招き、

14:17 宴会の時刻になったので、僕を送り、招いておいた人々に、『もう用意ができましたから、おいでください』と言わせた。

14:18 すると皆、次々に断った。最初の人は、『畑を買ったので、見に行かねばなりません。どうか、失礼させてください』と言った。

 

イエス様が、神の国の祝福を宴会のたとえを用いて説明されると、ある人は、「神の国で食事をする人は、なんと幸いなことでしょう」と言いました。

 

実際、それは素晴らしいことであるに違いありません。けれども、神の国の婚宴に招かれた人たちは、次々に言い訳を考えながら断ったと言われています。

 

これが素晴らしいことだとは思わなかったということです。これは自分を創造された主なる神様からの招きであるとも思わなかったのでしょう。神の言葉が語られても、それが私に向けての神の恵みの言葉である、喜びの福音であるとは思わず、多くの人々はその招きを拒否してしまったというのです。

 

イエス様は、「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。」(ヨハネによる福音書14章6節)と言われました。イエス・キリストによらなければ、誰も神の国の婚宴の恵みに与ることは出来ないのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは私たちの罪を赦し、神の国の民とするために、そのひとり子イエス・キリストを遣わして下さいました。イエス・キリストによる罪の贖い以外に、私たちの罪が赦される根拠はありません。神の国の婚宴への招きは、このような大きな代償を払ってなされているものでした。この大切な招きを、感謝をもって受け入れることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。