実際、あなたがたのもとにいたとき、わたしたちは、「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。ところが、聞くところによると、あなたがたの中には怠惰な生活をし、少しも働かず、余計なことをしている者がいるということです。そのような者たちに、わたしたちは主イエス・キリストに結ばれた者として命じ、勧めます。自分で得たパンを食べるように、落ち着いて仕事をしなさい。2テサロニケ3:10~12

「働きたくない者は、食べてはならない」と言われています。働くこと、労働することは神が私たちに与えられたことです。ここに言われていることは、有給であれ無給であれ、神の御心を求めてそのために働く働きのことです。

神は私たちに「互いに愛し合いなさい」と言われていますが、明らかに神の御心に背いていると思われる働きもあるのです。偶像礼拝の働き、泥棒、武器商人、戦争の画策、風俗営業などはここで「働く」という範疇に入るのかというと疑問が残ると思います。

1コリント10章31節で「あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」と言われているように、何事であれ「神の栄光を現わす」ために生きることが神の御心であるということです。

またここで言われているのは、あくまでも働けるけれども働こうとしない怠惰な人たちのことであって、身体的、社会的などの事情で働くことが出来ない人はこの範疇ではありません。

祈り

天の父なる神様、私たちは何のために生きるのか、この問いに応えるため自問自答を繰り返すこともありますが、この答えは創造主であるあなたに出会い、あなたに教えられて分かるようになることです。
感謝と喜びをもって、希望を持ってこの働きに与ることが出来ますように御霊によってお導きください。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。