11:42 それにしても、あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。薄荷や芸香やあらゆる野菜の十分の一は献げるが、正義の実行と神への愛はおろそかにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もおろそかにしてはならないが。

 

律法の教えにおいては、神によって与えられている多くの恵みに応えて、収穫した作物や収入などの10分の一をささげることが定められていましたから、ファリサイ派の人たちは、10分の一の捧げものをささげていましたが、イエス様が彼らをご覧になって言われるのは、彼らは「正義の実行と神への愛はおろそかにしている」ということでした。

 

ファリサイ派の人たちは律法の教えを基準として、これに従うように教える立場の人たちでした。律法の教えは、基本的には神を愛し、自分を愛するように隣人を愛することにあります。ファリサイ派の人たちもこのことを理解しているはずですが、イエス様に言わせると、彼らは「正義の実行と神への愛はおろそかにしている」という状態でした。

 

祈り

 

天の父なる神様、イエス様によって指摘された「「正義の実行と神への愛をおろそかにしている」ということは、私たち自身もそのような誤りに陥ってしまうことです。真心をもって主なる神を愛することが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。