17:31 その日には、屋上にいる者は、家の中に家財道具があっても、それを取り出そうとして下に降りてはならない。同じように、畑にいる者も帰ってはならない。

17:32 ロトの妻のことを思い出しなさい。

17:33 自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。

 

ノアの洪水の時には、全世界が洪水に見舞われて、山という山も水でおおわれてしまいましたから、箱舟に乗っている者以外はすべて滅びてしまったと言われています。

 

これと同じ洪水がやってくれば、屋上に逃げても、どんなに高い山に逃げたとしても助かる道はありません。

 

津波がやってくることに備えた人は高台に逃げて助かった人もありますが、終わりの時の神の裁きはこのような物理的な高低差で助かるか滅びるかが決まるわけではありません。

 

今日の聖句には、「自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、かえって保つのである。」と言われています。歴史を振り返ると、神に従おうとしたために迫害を受けたり、殉教の死を遂げた方々がたくさんおられます。

 

そこまでいかなくても、生まれながらの私たちは自分中心という考え方や生き方をする傾向がありますので、神を神として、この方を主人として生きていこうとするとき、自分自身のうちにおいても戦いが生まれてくるものです。

 

自分の思いを主人のようにして生きるのではなく、神を私の主人として聞き従っていくことをこのみ言葉は教えています。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたこそが私の主です。私の神です。これを口先で唱えるだけではなく、あなたに聞き従うものとならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。