16:17 兄弟たち、あなたがたに勧めます。あなたがたの学んだ教えに反して、不和やつまずきをもたらす人々を警戒しなさい。彼らから遠ざかりなさい。

 16:18 こういう人々は、わたしたちの主であるキリストに仕えないで、自分の腹に仕えている。そして、うまい言葉やへつらいの言葉によって純朴な人々の心を欺いているのです。

 16:19 あなたがたの従順は皆に知られています。だから、わたしはあなたがたのことを喜んでいます。なおその上、善にさとく、悪には疎くあることを望みます。

 

残念ながらこの世界に「不和やつまづきをもたらす人々」がいることは確かです。悪魔の策略に負けて人々を騙したり、危害を加えたり、殺害を企てるような人がいることも確かなことです。こうした「人々を警戒しなさい。彼らから遠ざかりなさい。」と言われています。

 

神を神として生きる人は、聖書のみ言葉を自分自身の基準として生活していきますから、過ちを犯すことがあっても自分の罪を認め、悔い改めて神に立ち帰ろうとします。けれども、神を神として認めようとしない人は、自分自身を神として、「自分の腹に仕える」者となっています。

 

生まれながらの人間は、誰もが自分を中心にして生きるものであって、神によって、聖霊によって導かれなければまことの神を知ることもなく、神の前にひれ伏すこともないのです。実際には神によってこの世に生を与えられ、神によって生かされ育まれていることを知るようになった人は、いのちを愛し、神をも自分をも他の人をも大切に生きるようになるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、この世界にあるあらゆる命を生み出し、これらを支え育んでいてくださる恵みを感謝いたします。今日も私を生かして下さる方と共に歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。