終わりの時に備えて

17:25 しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。

17:26 ノアの時代にあったようなことが、人の子が現れるときにも起こるだろう。

17:27 ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。

 

２５節に言われていることは、キリストの初臨のときにおこったことであり、２６～27節に言われていることは、世の終わりの時、キリストが再臨なさる時に起こることです。

 

この世界全体は、罪に覆われているような世界となっていますが、キリストの再臨によって、悪魔であるサタンとそれに追随してきた者たちが裁かれ、滅ぼされる時がやってきます。それはあたかもノアの洪水の時のようになるだろうと言われています。

 

「人々は食べたり飲んだり、めとったり嫁いだりしていたが、洪水が襲って来て、一人残らず滅ぼしてしまった。」と言われているように、ノアの洪水の時にも、洪水が来るなどということは人々にも全く予想されないことでした。

 

台風の場合は、予想進路などがテレビで放送されて何月何日の何時ごろに来るということが分かりますが、世の終わりが来るときにはそういうことは分かりません。いつ来るか分かりませんが、いつ来てもよいように備えておくことが求められているのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、世の終わりの時にはノアの洪水の時のようになると言われています。ノアの時代、人々は普通にその暮らしを続けていましたが、ある日突然に洪水が襲ってきました。世の終わりの時もそれと同じようになると言われています。いつその日が来るか分かりませんが、いつ来てもよいように目を覚まして備えることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。