1:24 神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
1:25 神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。

海の生き物と空の鳥が造られた後で、陸に住む動物が造られました。今では動物と言えば、ペットを除いて動物園で見るものという感覚がありますが、本来は至るところに動物は存在し、動物とともに共生するという世界であったはずです。

人類が罪を犯す以前の自然界の生き物は、お互いを生かしあい、共に生きるという存在でした。争い合ったり、殺し合うこともなく、すべてのものがいのちを愛し、神をたたえる関係であったのです。

この世界に罪と死がはいってきたのは、人類が罪を犯して以来のことです。それ以前の世界、本来の世界は、この世界のあらゆるものにとって、嘆きも苦しみもなく、他のものに危害を加えたり差別をすることもない、神が見ても甚だ良い世界であったのです。ところが、人類が神に背き、罪を犯して以来「被造物がすべて今日まで、共にうめき、共に産みの苦しみを味わっている」(ローマ8:22)という状態にあるのです。

祈り

天の父なる神様、甚だ良い世界をお造りになり、ここに住まわせてくださる恵みを感謝いたします。この世界にあるあらゆるいのちを大切にすることができますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。