23:12 夜が明けると、ユダヤ人たちは陰謀をたくらみ、パウロを殺すまでは飲み食いしないという誓いを立てた。

 23:13 このたくらみに加わった者は、四十人以上もいた。

 23:14 彼らは、祭司長たちや長老たちのところへ行って、こう言った。「わたしたちは、パウロを殺すまでは何も食べないと、固く誓いました。

 23:15 ですから今、パウロについてもっと詳しく調べるという口実を設けて、彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」

 

ユダヤ人たちはパウロを殺害する陰謀をたくらみ、祭司長たちや長老たちのところに行って、「わたしたちは、パウロを殺すまでは何も食べないと、固く誓いました。彼をあなたがたのところへ連れて来るように、最高法院と組んで千人隊長に願い出てください。わたしたちは、彼がここへ来る前に殺してしまう手はずを整えています。」と言いました。

 

このたくらみに加わった人たちは40人以上もいたと言われています。「パウロを殺すまでは何も食べない」というのは大変な決意ですね。イエス・キリストを十字架につけたのもこのようなユダヤ人たちでしたが、イエス・キリストがメシアであると主張しているパウロをも同じように殺害しようとしているのです。

 

神様は罪のうちにある人間を救うために救いの御計画をこの歴史のうちに実現してくださっています。そのために預言者たちを立ててイスラエルに神に立ち帰り、神に聞き従うように伝えましたが、彼らは預言者たちを迫害したり殺害したりしました。

 

それにもかかわらず神は救いの約束を実現するために神の御子であるイエス・キリストをお遣わしになりましたが、彼らはイエス・キリストをも殺害したのでした。さらに神に従おうとする人たちを、ユダヤ人の指導者たちを中心に迫害し、さらにはローマ帝国による迫害も続いていくことになります。それにもかかわらず神の救いの御業は実現されていくのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、人間の罪の深さを思わされますが、神はそれにもかかわらず、旧約時代より預言されていた通りに救いの御業を実現していてくださる恵みを感謝いたします。イエス・キリストの御名によって祈ります。