8:36 道を進んで行くうちに、彼らは水のある所に来た。宦官は言った。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」

 8:37 (†底本に節が欠落 異本訳)フィリポが、「真心から信じておられるなら、差し支えありません」と言うと、宦官は、「イエス・キリストは神の子であると信じます」と答えた。

 8:38 そして、車を止めさせた。フィリポと宦官は二人とも水の中に入って行き、フィリポは宦官に洗礼を授けた。

 8:39 彼らが水の中から上がると、主の霊がフィリポを連れ去った。宦官はもはやフィリポの姿を見なかったが、喜びにあふれて旅を続けた。

 8:40 フィリポはアゾトに姿を現した。そして、すべての町を巡りながら福音を告げ知らせ、カイサリアまで行った。

 

エチオピアの宦官は、ピリポから聖書の解き明かしを受け、イエス・キリストの福音を信じてピリポに洗礼を受けることを申し出ました。「ここに水があります。洗礼を受けるのに、何か妨げがあるでしょうか。」と述べています。

 

宦官が、「イエス・キリストは神の子であると信じます」と答えたのを見て、ピリポは、この人に洗礼を授けました。このように一人の人が自分自身の罪を悔い改めて、神を信じるとき、天においては大いなる喜びがあると言われています。「言っておくが、このように、一人の罪人が悔い改めれば、神の天使たちの間に喜びがある。」(ルカによる福音書15章10節)

 

この後も、世界中にキリストの福音は広がっていき、多くの人々がイエス・キリストにおいてもたらされた福音を信じるようになり、罪と死の束縛から解放されて、永遠の命に生きるようになった人たちが起されていきました。これは神様ご自身のお働きによるものです。

 

祈り

 

天の父なる神様、ピリポによってエチオピアの宦官がイエス・キリストの福音を信じて救われたように、私たちにもあなたの福音を伝え、神と共に生きるように導かれる恵みを感謝いたします。新しい日々も主に在って歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。