眠る者は夜眠り、酒に酔う者は夜酔います。しかし、わたしたちは昼に属していますから、信仰と愛を胸当てとして着け、救いの希望を兜としてかぶり、身を慎んでいましょう。1テサロニケ5:7~8

胸当てや兜は、敵と戦うために武装するための道具として用いられるものです。イザヤ書には、「主は恵みの御業を鎧としてまとい/救いを兜としてかぶり、報復を衣としてまとい/熱情を上着として身を包まれた。」という表現があり、神様がイスラエルのために敵であるサタンと戦うために武装しておられる姿が表現されています。

ここには、人間を陥れようとする者、誘惑する者があることがこの言葉の前提となっています。私たちも私たちを陥れようと戦いを挑んでくる敵があることを忘れてはなりません。

それに対抗するための武装として信仰、希望、愛を持つことを教えています。それは戦いのための武器というよりも、神によって与えられる恵みをもってこれに対抗することです。「信仰と愛」という胸当てを身に着け、救いの希望という兜をかぶってこれに対抗するように勧めているのです。

エフェソの手紙には、私たちの戦いは血肉によるものではなく、サタンとの闘いであることが明白に述べられています。「わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです。」(エフェソ6:12)

祈り

天の父なる神様、信仰と希望と愛をもって信仰の戦いを勇敢に戦い貫くことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。