20:12 更に三人目の僕を送ったが、これにも傷を負わせてほうり出した。

20:13 そこで、ぶどう園の主人は言った。『どうしようか。わたしの愛する息子を送ってみよう。この子ならたぶん敬ってくれるだろう。』

20:14 農夫たちは息子を見て、互いに論じ合った。『これは跡取りだ。殺してしまおう。そうすれば、相続財産は我々のものになる。』

20:15 そして、息子をぶどう園の外にほうり出して、殺してしまった。さて、ぶどう園の主人は農夫たちをどうするだろうか。

 

主人は、ぶどう園の収穫を納めてもらうために、雇っている農夫たちのもとへ次々に僕を送りました。通常であれば、一人目の僕が袋叩きにあったり殺されたりした時点で農夫たちは解任されてしかるべきです。

 

しかし、この主人は解任はしないで、あるいは彼らを逮捕するようなこともしないで、さらに僕(使者、預言者たち)を送るのです。

 

それどころか、自分の息子をも送ったというのです。農夫たちは息子を見て、考えました。『これは跡取りだ。殺してしまおう。そうすれば、相続財産は我々のものになる。』そして、息子をぶどう園の外にほうり出して、殺してしまった。というのです。

 

ことの一部始終を知った主人はどうするでしょうか。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはすべてのことを知っておられますが、この世界のあり様はこのたとえ話に語られているような有様となっています。約束のメシアはすでにこの世界に来てくださいました。それにもかかわらず、すぐに人々を裁くのではなく、一人でも多くの人が神の救いに与ることが出来るように、忍耐強く待ち続けておられます。しかし、どの人にも「一度死ぬことと死んだのちに神の裁きの前に立つ時が来る」ことを覚えて、あなたの前に、そして人々に対しても誠実に歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。