19:41 エルサレムに近づき、都が見えたとき、イエスはその都のために泣いて、

19:42 言われた。「もしこの日に、お前も平和への道をわきまえていたなら……。しかし今は、それがお前には見えない。

19:43 やがて時が来て、敵が周りに堡塁を築き、お前を取り巻いて四方から攻め寄せ、

19:44 お前とそこにいるお前の子らを地にたたきつけ、お前の中の石を残らず崩してしまうだろう。それは、神の訪れてくださる時をわきまえなかったからである。」

 

神様はイスラエルの人々を神の民として選ばれ、神の御心を行うようにと導かれましたが旧約聖書のイスラエルの人々は、神に従うよりは自分たちの私利私欲のために過ごし、偶像を礼拝して神様に背き続けるような生活を続けてきたのでした。

 

そして、約束のメシアであるキリストが来られても、それを受け入れようとはしませんでした。イエス様はこのことを嘆いておられます。

 

神に従わないものはやがて裁かれて滅ばされてしまうだろうと言われています。近いところでは、この後、紀元70年に、イスラエルはローマ帝国によって滅ぼされ、神殿も取り壊されてイスラエルの人々は、その地に住むことも出来なくなり、世界の各地に散っていくことになります。

 

しかし、そのような罪を犯し続ける者を救うためにイエス・キリストは来てくださいました。イエス・キリストは、本来私たちが受けなければならない罪の報い、神の裁きをご自身が負うことによって、私たちの罪をあがない、神との平和をもたらすために来てくださったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、平和をもたらすために来てくださったイエス・キリストを感謝いたします。あなたの恵みのうちに、信仰によって、御霊に導かれて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。