6:43 「悪い実を結ぶ良い木はなく、また、良い実を結ぶ悪い木はない。

6:44 木は、それぞれ、その結ぶ実によって分かる。茨からいちじくは採れないし、野ばらからぶどうは集められない。

6:45 善い人は良いものを入れた心の倉から良いものを出し、悪い人は悪いものを入れた倉から悪いものを出す。人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。」

 

「悪い実を結ぶ良い木はなく、また、良い実を結ぶ悪い木はない。」と言われています。渋柿は、そのままでは何度植えても、支部が木の実を実らせます。

 

それが甘い実をならせるためには、接ぎ木をする必要があるのです。そのように生まれたままの私たちは、罪をもって生まれてくるのですが、イエス・キリストに接ぎ木されて、イエス・キリストによってその罪を赦され、イエス・キリストへの信仰によって生きる者は、新しい身分と将来を与えられるのです。

 

「人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。」と言われているのもその通りですね。心の中で思っていることが言葉として表に出てくるものです。

 

心の中で思っていることが、すべて正しいこと、自分や人の徳を高めるものであれば問題はありませんが、残念ながら目の前にある丸太に気が付かないで、心の目が盲目になっているとイエス様が指摘されたことは、私たち自身のことでもあるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、裏表があるような者ではなく、あなたの前に正直に生きることが出来ますように。そして私たちの心そのものがあなたの御心に沿うものとなりますようにお導きください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。