地の果てのすべての人々よ/わたしを仰いで、救いを得よ。わたしは神、ほかにはいない。イザヤ書45章22節

地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。(新改訳)

 

この聖句は、神が私たちに願っておられる御心そのものを一言で表現したものと言えるでしょう。この世の支配者であるサタンによって、この世界も、この世界に生きるいのちある者も破壊され、様々な罪がこの世を覆っていますが、それを見て誰よりも心を痛めておられるのは神ご自身です。

 

「地の果てのすべての人々よ/わたしを仰いで、救いを得よ。わたしは神、ほかにはいない。」神によっていのちを与えられ、生かされているにもかかわらず、神を知らず、偽りのものに心を向けている人間の姿をご覧になって、神はこのようにお語りになります。

 

神は、「わたしを仰ぎ見て救われよ」と言っておられます。試練は、私たちの心を神に向けさせますが、神の祝福だけを求める人の心は神以外のものに目を向けます。山上の説教はこのように教えています。あなたの関心事を1つにしぼり、そして心と思いとからだをもってイエス・キリストに専念せよと。心を尽くして神を愛せよと言われるのです。

 

神は私たちに「仰ぎ見て救われよ」と言っておられます。神を仰ぎ見るなら、さまざまな困難や試練、これから先の思い煩いのすべてがたちどころに消えていきます。目を覚して、神を仰ぎ見ようではありませんか。あなたの望みを神の上に築き上げていきましょう。たとえ、あなたを圧迫するものが数多くあったとしても、それらのものを払いのけて、神を仰ぎ見ましょう。「わたしを仰ぎ見よ」、そうすれば、「救われる」。

 

祈り

 

天の父なる神様、何を見るか、何に関心を寄せているのかがその人の人生を決めると言っても過言ではありません。心の中の関心事が、その人の人となりを決めることにもなるでしょう。主イエスの関心事は、「神を愛し、人を愛すること」にあったといえます。その方が今日もこの言葉を述べてくださいます。心をあなたに向けて生きる者とならせてください。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。