天文学における「人間原理」

 私たちがこの世界を眺めるとき、少なくともざっと見渡した限りで、この字宙はどういうわけか人間の命を維持し、養うように設計されているようだ、ということがわかります。

 この世界に設計図があることを示す証拠があまりにも明白に存在しています。

動かしがたい事実を、いくつか次に列挙しましょう。

  ●宇宙の膨張率がほんの少しでも上がったり下がったりすれば、命は存在できなくなってしまうでしょう。
  ●星と星の間の平均的距離が少しでも遠ければ、地球のような感星は形成されなかっただろう。もし近ければ、命を生み出すのに必要な正しい軌道は生じなかったでしょう。
  ●空気中の炭素と酸素の割合が少しでも現状と異なっていれば、私たちは空気を吸っていられないでしょう。
  ●地球の地軸の傾きが少しでもある方向に変われば、私たちは凍えてしまい、逆に反対の方向に少しでも変われば焼け焦げてしまうでしょう。
  ●地球と太陽との距離がもう少し遠かったり、近かったり、あるいは地球がもう少し大きかったり、小さかったり、あるいは公転速度が現状より速かったり、遅かったりしたらどうか。もしこういった違いがあれば、それによって生じる温度変化は致命的なものになるでしょう。

}}

 このような人間原理から引き出すことのできる教えは、私たちがこの命を享受できるように、だれか大きな存在が多くの努力を私って字宙を正しい状態に置いてくれたに違いない、ということです。要するに、現代科学は、神様にとって私たち人間は大切な存在なのだ、という事実を指し示しているのです。