25:14 「天の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。

24章で、イエス様は世の終わりについて、弟子たちに教えられました。聖書は、この世界とその歴史が神様の創造の御業によって始まったことを教えています。「初めに、神は天地を創造された」とありますように神様によって、世界とその歴史は始まりました。そして、世界とその歴史は神様によって終わりを迎えるのです。

神様は、イエス・キリストを栄光の人の子として天から遣わされることによって、この世界と歴史を終わらせ、新しい世界を来たらせるのです。その新しい世界が、14節で、「天の国」という言葉で言い表されています。ここでの天の国は、イエス様が栄光の人の子として来られることによって完成される天の国のことです。

天の国はイエス様において、今からおよそ2000年前に到来しました。その天の国を、イエス様は栄光の人の子として天から来られることによって完成してくださるのです。

いつになったらイエス様が、天から来られるのかは分かりません。私たちに求められていることは、イエス様がいつ来られてもいいように用意をしていることです。

「タラントンのたとえ」において、イエス様は、弟子である私たちにどのように、御自分の再臨を待っているべきかを教えてくださいました。それはひと言で言えば、「託された務めに忠実である」ということです。結論を先取りして言うならば、主人であるイエス様の帰りを待つ僕である私たちには、託された務めに忠実であることが求められているのです。

祈り

天の父なる神様、その時がいつであるのかは分かりませんが、いつ再臨があってもよいように備えることが求められています。あなたの弟子として忠実に生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。