2:12 わたしは、キリストの福音を伝えるためにトロアスに行ったとき、主によってわたしのために門が開かれていましたが、

 2:13 兄弟テトスに会えなかったので、不安の心を抱いたまま人々に別れを告げて、マケドニア州に出発しました。

 

トロアスは小アジアにある港町です。パウロは、コリントの教会のことを覚えてテトスをコリントに遣わして教会の様子を知りたいと思いました。そのためにテトスに遭うためにトロアスに行きましたが、会うことが出来ませんでした。

 

それで「不安の心を抱いたまま人々に別れを告げて、マケドニア州に出発」したというのです。海路でテトスに遭えると思っていたのに会えなかったために、陸路で会うためにアマケドニアに出発したという事です。

 

マケドニア州には、フィリピ、テサロニケ、ベレアに教会がありました。そのどこかの教会で、パウロはテトスと会うことができたのです。そのことについては、7章5節以下に記されています。

 

マケドニア州に着いたとき、わたしたちの身には全く安らぎがなく、ことごとに苦しんでいました。外には戦い、内には恐れがあったのです。しかし、気落ちした者を力づけてくださる神は、テトスの到着によってわたしたちを慰めてくださいました。テトスが来てくれたことによってだけではなく、彼があなたがたから受けた慰めによっても、そうしてくださったのです。つまり、あなたがたがわたしを慕い、わたしのために嘆き悲しみ、わたしに対して熱心であることを彼が伝えてくれたので、わたしはいっそう喜んだのです。」(2コリント7章5~7節)

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが救いの御業を実現してくださり、パウロのように数々の困難を経験しながらも、私たちにもあなたの救いの恵みにあずかることが出来るように人々を用いてくださることを感謝いたします。あなたの御心が行われますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。