10:27 わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。

26節で言われていた「覆われているもの、隠されているもの」とは、「イエス様こそ、メシアであり、生ける神の子である」ということです。しかし、それは、現されるもの、知らされるべきものなのです。

ですから、イエス様は、「わたしが暗闇であなたがたに言ったことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを屋根の上で言い広めなさい」と命じられるのです。これは、イエス様の復活によって、聖霊を与えられた弟子たちに命じられている預言的な命令です。

イエス様が十字架の死から復活されるまで、弟子たちはイエス様からひっそりと教えを受けておりました。しかし、イエス様がやがて復活され、聖霊を与えられた今は、それを公に、大胆に言い広めることが命じられているのです。

 イエス様は、「屋根の上で言い広めなさい」と言われましたが、屋根の上は、公の告知がなされる伝統的な場所でした。では、現在、公の告知がなされるのはどこでしょうか?それは、公同の教会で行われる公の礼拝においてであります。公の礼拝において、イエス・キリストの福音が大胆に言い広められてこそ、それを聞く信徒一人一人も、大胆に福音を言い広めることができるのです。

祈り

 

天の父なる神様、いつの時代でも福音に耳を傾ける人は少数派であると思われますが、あなたはいつの時代にも残りの者を起こし、あなたの御名を称えて生きる人たちをお与えくださっています。あなたの御手に支えられてその恵みの内を歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。