12:13 群衆の一人が言った。「先生、わたしにも遺産を分けてくれるように兄弟に言ってください。」

12:14 イエスはその人に言われた。「だれがわたしを、あなたがたの裁判官や調停人に任命したのか。」

 

遺産相続の問題は、昔も今も人間の欲望や課題を考えさせる出来事の一つです。親がたくさんの遺産を持っていて亡くなった時に、子供たちの間で争いが起きることがしばしばあるようです。

 

子供が親からの相続の分け前をいただくということは当然の権利と言えますが、自分の分け前を少しでも多くしたいと考えるために、醜い争いが起きることもあるようです。

 

言うまでもないことですが、イエス様は、そのような争いの調停人になるために来られたのではありません。それよりも、イエス様にしかできない救い主としての働きをするために来られたのでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたは私たちのことをよくご存知であり、私たちにとって何よりも大切な命をもたらすためにイエス・キリストを遣わして下さいました。あなたの恵みのうちを歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。