20:45 民衆が皆聞いているとき、イエスは弟子たちに言われた。

20:46 「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣をまとって歩き回りたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。

20:47 そして、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」

 

律法学者というのは、神様が与えてくださった律法を学び、研究し、人々に教えている律法の専門家であり、宗教指導者でもありました。

 

聖書の律法を誰よりも研究し、人々に教えているにもかかわらず、次のようなイエス様の言葉が聞かれました。

 

「律法学者に気をつけなさい。彼らは長い衣をまとって歩き回りたがり、また、広場で挨拶されること、会堂では上席、宴会では上座に座ることを好む。そして、やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。このような者たちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。」

 

すでに神の言葉を聞き、神の民とされているはずの律法学者たちは、ユダヤの最高議会という高い地位を得、多くの財産を儲けていましたが、自分たちが如何に神に忠実な指導者であるかを人々に見せびらかしたり、自分たちは並の人間ではないというような自負心をもって、お高く留まっていたようです。

 

彼らのうちには神の前に心から悔い改め、人々に仕えるような信仰がなかったようです。

「彼らは口先ではわたしを敬うが、その心はわたしから遠く離れている」という状態だったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが望まれる魂は、へりくだって主の前にひれ伏し、あなたを私の主と認めて神と人とにお仕えする心です。そのような心であなたと共に歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。