3:1 わたしたちは、またもや自分を推薦し始めているのでしょうか。それとも、ある人々のように、あなたがたへの推薦状、あるいはあなたがたからの推薦状が、わたしたちに必要なのでしょうか。

 3:2 わたしたちの推薦状は、あなたがた自身です。それは、わたしたちの心に書かれており、すべての人々から知られ、読まれています。

 

パウロは、自分で自分を推薦しているのではないかと批判する人たちに対して言われた言葉です。彼は自分で自分を推薦しているのではないと語るのです。「ある人々のように、あなたがたへの推薦状、あるいはあなたがたからの推薦状が、わたしたちに必要なのでしょうか。」と言われています。

 

「ある人々」というのは、律法を重んじるユダヤ人キリスト者たちで、パウロを非難していた人たちのことです。彼らは、ユダヤ人であれ、異邦人であれ、イエス・キリストを信じるだけではなく、割礼を受けなければいけないし、旧約時代に教えられていた儀式律法をも守らなければ救われないと教えていたようです。

 

パウロの教えは、ペテロやヤコブ、ヨハネのような使徒たちの教えと同じものでした。推薦状などなくても、聖霊に導かれた語られた言葉は、その教える内容によって、これは神から出たものであることが分かるのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたとの確かなつながりのなかで、支えられ、守られて生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。