12:28 しかし、わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ。

 12:29 また、まず強い人を縛り上げなければ、どうしてその家に押し入って、家財道具を奪い取ることができるだろうか。まず縛ってから、その家を略奪するものだ。

 12:30 わたしに味方しない者はわたしに敵対し、わたしと一緒に集めない者は散らしている。

 

イエス様は、御自分が悪霊の頭ベルゼブルの力ではなくて、神の霊で悪霊を追い出していると言われました。イエス様は聖霊を授けられた主の僕、メシア、救い主として、人々から悪霊を追い出し、様々な病や障害を癒されたのです。

イエス様は、旧約時代の預言者たちの預言を成就し、神の救いの御業を実現するために来られ、十字架と復活においてこれを成就してくださったお方です。イエス・キリストの御生涯こそが「神の国があなたたちのところに来ている」ことを表すしるしなのです。

イエス様は、御自分について、「わたしが神の霊で悪霊を追い出しているのであれば、神の国はあなたたちのところに来ているのだ」と言われました。この方こそが神の霊によって悪霊の支配から解放して、イエス様を主と告白する者たちとされているのです。それゆえ、「イエスは主である」と告白する私たちのところに、神の国は来ているのです。

 29節には、「まず強い人を縛り上げなければ、どうしてその家に押し入って、家財道具を奪い取る事ができるだろうか。まず縛ってから、その家を略奪するものだ」とあります。ここでの「強い人」とは家の主人、ベルゼブルのことです。イエス様は、悪霊に取りつかれている人から悪霊を追い出すことができる実力を持ったお方です。

イエス様は神の霊を授けられた、神の選んだ僕、神の独り子であるからです。それゆえ、イエス様に味方しない者は神様に敵対する者なのです。イエス様は、彼らが赦されない罪を犯していると警告しておられるのです。

祈り

 

天の父なる神様、この世界には光と闇があり、人々の中にも光に属する人と闇に属する人がいます。私たちは光に属する者として、キリストにあって生きることが出来ますようにお導きください。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。