7:13 こういうわけでわたしたちは慰められたのです。この慰めに加えて、テトスの喜ぶさまを見て、わたしたちはいっそう喜びました。彼の心があなたがた一同のお陰で元気づけられたからです。

 7:14 わたしはあなたがたのことをテトスに少し誇りましたが、そのことで恥をかかずに済みました。それどころか、わたしたちはあなたがたにすべて真実を語ったように、テトスの前で誇ったことも真実となったのです。

 7:15 テトスは、あなたがた一同が従順で、どんなに恐れおののいて歓迎してくれたかを思い起こして、ますますあなたがたに心を寄せています。

 7:16 わたしは、すべての点であなたがたを信頼できることを喜んでいます。

 

パウロは、涙の手紙を記した後で、コリントの教会にテトスを遣わしました。かつてパウロはテモテをコリントに遣わしましたが、テモテはコリント教会のある者に蔑ろにされ、不安のうちにパウロのもとに戻ってきたのでした。

 

けれども、すでにパウロの涙の手紙を読んで自らの罪を悔い改めていたコリントの信徒の人たちはテトスを心から歓迎し、まるでパウロが来たかのようにしてテトスを歓迎したのです。

 

テトスがパウロのもとに戻ってきてその報告を聞いたときのパウロの気持ちは、13節に表されています。「こういうわけでわたしたちは慰められたのです。この慰めに加えて、テトスの喜ぶさまを見て、わたしたちはいっそう喜びました。彼の心があなたがた一同のお陰で元気づけられたからです。

 

さらに16節でパウロは、「わたしは、すべての点であなたがたを信頼できることを喜んでいます。」と述べています。自らの罪を自覚し、神により頼むようになったコリントの信徒たちは、パウロにとっても信頼できる兄弟姉妹となったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、自らの罪を正直に自覚し認めることのできる人は信頼できる人です。私たちは様々な罪をあなたの前に犯してしまう者ですが、そのたびに悔い改めて、あなたの御心のうちに立ち返ることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。