11:9 あなたがたのもとで生活に不自由したとき、だれにも負担をかけませんでした。マケドニア州から来た兄弟たちが、わたしの必要を満たしてくれたからです。そして、わたしは何事においてもあなたがたに負担をかけないようにしてきたし、これからもそうするつもりです。

 11:10 わたしの内にあるキリストの真実にかけて言います。このようにわたしが誇るのを、アカイア地方で妨げられることは決してありません。

 11:11 なぜだろうか。わたしがあなたがたを愛していないからだろうか。神がご存じです。

 

パウロは、コリントの信徒たちに負担をかけずに、キリストの福音を宣べ伝えることが出来たことを喜びに覚えていました。彼とって福音を告げ知らせることは、強いられたことであり、ゆだねられた務めでした。福音を告げ知らせることは、選択の余地のない、主イエスからゆだねられた務めだったのです。

 

それで、パウロは報酬を受け取る権利を用いずに、福音を告げ知らせたのでした。そのことがパウロが使徒であることの誇り、拠り所でもあったのです。

 

偽使徒たちは,パウロが報酬を受け取らないのは、コリントの教会のことを心にかけていないからだと言いましたが、実際にはパウロは、自分が伝道して建てられてきたコリントの教会を心から愛していたのです。「わたしがあなたがたを愛していないからだろうか。神がご存じです。」と言われているとおりです。

 

祈り

 

天の父なる神様、パウロは口先だけではなく真心からコリントの教会や信徒たちを愛していました。私たちもそのように真心から隣人を愛する者となりますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。