4:3 わたしたちの福音に覆いが掛かっているとするなら、それは、滅びの道をたどる人々に対して覆われているのです。
4:4 この世の神が、信じようとはしないこの人々の心の目をくらまし、神の似姿であるキリストの栄光に関する福音の光が見えないようにしたのです。
パウロは、3章14節で、ユダヤ人たちの心に覆いがかかっていると言いましたが、ここでは異邦人たちの心にも覆いがかかっていて真実が見えなくなっていることが記されています。
それはサタンである「この世の神」が人々の心の目をくらましているからだと言われています。この世界が罪にまみれ、暗いものになってしまっているのは、人類の始祖であるアダムとエバが神に背いて罪を犯してしまったからですが、それによって「この世の神」のようにこの世界を支配し、暗躍しているからに他なりません。
人々の心の目が覆われているために、今も働いておられる神の働きやその恵みを見ることが出来ないでいるのです。
祈り
天の父なる神様、心の覆いが取り除かれて、あなたが私たちのために働いていてくださる恵みを覚えることが出来ますことを心より感謝いたします。道であり、真理であり、命であるイエス・キリストの恵みのうちに生きることが出来ますように。
イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。