友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。ヨハネによる福音書15:13
人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。
ある人が主イエスに尋ねました。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」これに対して、
イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。
第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」
つまり、愛することこそが最も大切なことだと言われたのです。
また、1コリント13章には、愛こそが私たちの人生にとって必要なものであること、愛とは何かということが語られ、その終わりには、「信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」と言われています。
ここでも、最も大いなるものは愛であると言われています。
さらに今日の聖句によると、愛の中でも、最も大いなる愛は、「友のために自分の命を捨てること」だと言われています。ここで思い起こされることは、主イエスが、あの十字架において、私たち罪ある者のために苦しみを受け、ご自分のいのちをもってその罪をあがなってくださったことです。
「あなたの敵を愛せよ」(マタイ5:44)といわれた主イエスの生涯は、初めから終わりまでまさに愛の生涯であったといえます。
祈り
天の父なる神様、先ずあなたが私たちを愛してくださり、造り主を知り、その恵みのうちに感謝と信仰を持って生きるものとしてくださったことを感謝いたします。あなたが私たちを愛してくださったように、私たちもそのように愛し合う者となることが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。