主は御自分の国を強く愛し/その民を深く憐れまれた。ヨエル 2:18
主はご自分の地をねたむほど愛し、ご自分の民をあわれまれた
ヨエル書は、南ユダ王国の比較的栄えていた時代の預言者です。ヨエル書には、「主の日」の預言が記されています。
南ユダ王国は、やがてバビロンに滅ぼされ、神殿も壊されて主だった人たちは捕囚の民とされてしまいます。
そのようになった原因は、イスラエルの人々が神を忘れ、偶像崇拝など自分勝手な生活をして、自らの罪を重ねてしまったからでした。
しかし、それでも主なる神は、イスラエルを見捨てることなく、恵みの契約を実現してくださるのです。
バビロン捕囚は、イスラエルの民にとっては辛い出来事でした。しかし、それによって彼らは罪の悔い改めへと導かれていくのです。捕囚を経験したイスラエルの民は、なお罪を犯し続けますが、それでも見える形での偶像崇拝ではなく唯一の神に従うという信仰が培われていくことになります。
これまでの歩みを振り返ってみても、神は、ご自分の民を深く憐れんでくださる方であることを改めて感じさせられています。
祈り
天の父なる神様、あなたに従いたいと願いながらも、思いと行いにおいて罪を繰り返してしまう私たちですが、そのような私たちに深い憐れみを持って臨んでくださることを感謝いたします。あなたの恵みのうちに今日も歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。