12:43 「汚れた霊は、人から出て行くと、砂漠をうろつき、休む場所を探すが、見つからない。

 12:44 それで、『出て来たわが家に戻ろう』と言う。戻ってみると、空き家になっており、掃除をして、整えられていた。

 12:45 そこで、出かけて行き、自分よりも悪いほかの七つの霊を一緒に連れて来て、中に入り込んで、住み着く。そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。この悪い時代の者たちもそのようになろう。」

 

イエス様は、あらゆる病を癒し、悪霊に取りつかれた人から悪霊を追い出すことをなさいました。このことはイエス様によって神の国がもたらされたことを示す者でしたが、それはある意味では一時的な癒しでした。病気になった人が癒されても、その人は完全に病から解放されたわけではなく、また病気にかかることもありました。

 

悪霊を追い出された人も、今日のみ言葉によれば再び悪霊が戻ってくることが記されています。イエス様によって汚れた霊を追い出された人たちは、掃除されて空き家状態になった人たちです。その人が罪を悔い改めて聖霊を迎え入れるようになれば良いのですが、そうでなければ、元いた悪霊がさらに別の悪霊をもつれて戻ってくると言われるのです。

 

そうするとその人の内面は再びごみ屋敷のようになってしまうのです。「そうなると、その人の後の状態は前よりも悪くなる。この悪い時代の者たちもそのようになろう。」と言われるのです。

 

すべての人が光と闇、聖霊と悪霊の影響を受けています。主なる神に聞き従おうとしない者は皆悪霊の影響のもとにあると言えます。そのような私たちが内面をきれいに掃除していただいて、なおかつ聖霊がやどる宮となるためには、神を信じ、神が遣わしてくださったイエス・キリストを信じることによって、私たちのうちに聖霊が住んでくださるのです。

 

1コリント6:19には、「知らないのですか。あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿であり、あなたがたはもはや自分自身のものではないのです。あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。だから、自分の体で神の栄光を現しなさい。」と言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、私たちが生涯主にあって生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。