人々が「無事だ。安全だ」と言っているそのやさきに、突然、破滅が襲うのです。ちょうど妊婦に産みの苦しみがやって来るのと同じで、決してそれから逃れられません。しかし、兄弟たち、あなたがたは暗闇の中にいるのではありません。ですから、主の日が、盗人のように突然あなたがたを襲うことはないのです。1テサロニケ5:3~4
昼の景色と夜の景色を比べてみればわかりますが、昼間は、太陽の光の下にありますから、空の鳥も野の花も、この世界で起こっている事柄も肉眼で見る限りのことは分かります。しかし、夜の間は明かりがあったとしてもかなり制限されたものしか見ることが出来ません。
人間の罪によってもたらされた闇の世界は、あたかも夜のような社会ということもできます。夜の間も神によって生かされ守られているのですが、闇の世界にあっては、遮られていて真実を見たり理解したりすることが難しいのです。
神の啓示によって教えられなければ、真理を見ることも悟ることもできないのです。そのために、いよいよ世の終わり(神の裁き)が来るときにも、多くの人々は「平和だ、安全だ」と考えて、それに備えることが出来ないでいるのです。
祈り
天の父なる神様、罪は私たちの神との関係を損なわせ、死をもたらせるとともに心の闇をももたらしました。そのため、闇の中を当てもなくさまよい続ける者でしたが、そんな私たちに救い主(羊飼い)を遣わしてくださったことを感謝いたします。
主に在って歩むことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。