あなたがたは、この福音を、わたしたちと共に仕えている仲間、愛するエパフラスから学びました。彼は、あなたがたのためにキリストに忠実に仕える者であり、また、“霊”に基づくあなたがたの愛を知らせてくれた人です。コロサイ1:7~8

エパフラスは、コロサイ出身の人ですが(4:12参照)、彼は自分の故郷の町で伝道する許可をパウロから与えられて福音を宣教してきたと思われます。ピレモン23節では、「キリスト・イエスのゆえにわたしと共に捕らわれている、エパフラスがよろしくと言っています。」と言われていますから、彼もまたキリストの福音を伝えたためにパウロと共に捕らえられていた時があったようです。

「彼は、あなたがたのためにキリストに忠実に仕える者であり」とあるところは、新改訳聖書では、「彼は私たちに代わって仕えている」と訳されています。「私たちの代わりをつとめる」と訳されているものもあります。これはエパフラスが、パウロから権限を委託されて、コロサイの人々に福音を伝え、主に在る様々な奉仕の働きをもしていったことがうかがい知れる言葉です。

いずれにしてもそのような働きをすることが出来たのは、「聖霊」の働きがあったればこそでした。聖霊は、イエス・キリストを信じて受け入れた人のうちに住んで下さいます。自分を中心にして物事を行うのではなく、うちにおられる霊の導きによって働くことが出来るようにしていきたいものです。

祈り

天の父なる神様、エパフラスのような主に忠実に仕える奉仕者を今も与えてくださる恵みを感謝いたします。この国には、あなたを知らず、飼うもののない羊のようにさ迷っている多くの人々がおります。なお、多くの働き人が起こされますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。