1:76 幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整え、

1:77 主の民に罪の赦しによる救いを/知らせるからである。

1:78 これは我らの神の憐れみの心による。この憐れみによって、/高い所からあけぼのの光が我らを訪れ、

1:79 暗闇と死の陰に座している者たちを照らし、/我らの歩みを平和の道に導く。」

1:80 幼子は身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。

 

ザカリヤは、天使のお告げを受けて、生まれてくる子供は「幼子よ、お前はいと高き方の預言者と呼ばれる。主に先立って行き、その道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを/知らせるからである。」と語りました。

 

ヨハネは、旧約の時代と新約の時代をつなぐ旧約時代最後の預言者となり、同時にこれから来られるメシアの道を整え、主の民に罪の赦しによる救いを/知らせるという使命を与えられました。

 

ザカリヤとエリサベツは、この子供を主にささげるという思いで育てたに違いありません。「幼子は身も心も健やかに育ち、イスラエルの人々の前に現れるまで荒れ野にいた。」と言われています。主イエスは、弟子たちに対して次のように言われました。

 

わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。」主イエスは弟子たちをこの世から聖別してくださいましたが、それはバプテスマのヨハネの場合も同じでした。

 

彼らは罪の世にありながらも、神と共に生きる者であり、この世にあって神の御心に生きる者とされたのです。私たちも同じです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたが語られた約束は必ず実現することは、この世界の歴史において明らかにされています。あなたは、イエス・キリストを信じて生きるようになった者はこの世に属していないということを教えてくださいました。そのためにこの世からは迫害されることや、あなたがそうした中にあっても守ってくださることを教えてくださいました。この世にあって、あなたの御心を求めつつ、あなたと共に歩み続けることが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。