1:18 そこで、ザカリアは天使に言った。「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています。」

1:19 天使は答えた。「わたしはガブリエル、神の前に立つ者。あなたに話しかけて、この喜ばしい知らせを伝えるために遣わされたのである。

1:20 あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。時が来れば実現するわたしの言葉を信じなかったからである。」

1:21 民衆はザカリアを待っていた。そして、彼が聖所で手間取るのを、不思議に思っていた。

1:22 ザカリアはやっと出て来たけれども、話すことができなかった。そこで、人々は彼が聖所で幻を見たのだと悟った。ザカリアは身振りで示すだけで、口が利けないままだった。

1:23 やがて、務めの期間が終わって自分の家に帰った。

 

ザカリヤは、年をとっている自分たちに子供が生まれるとは思えないという思いの中で天使の言葉を信じることが出来ませんでした。そのため、天使によって、「あなたは口が利けなくなり、この事の起こる日まで話すことができなくなる。」ということになりました。

 

それはまた、「何によって、わたしはそれを知ることができるのでしょうか。」ということの答えでありしるしでもありました。

 

聖所から出てきたザカリヤは話すことが出来ませんでした。それで人々は彼が幻を見たのだと悟ったと言われています。ザカリヤはこの時、単に幻を見たというばかりではなく、ついに来るべきメシアが来ること、その道ぞなえをするエリアの霊を持ったヨハネという人物が彼とエリサベツによって生まれることが告げられたのです。

 

しかし彼はその知らせを人々に話すことは出来ませんでした。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたはこの世界を創造し、秩序と調和を与え、この世界にあるあらゆるいのちを養っていてくださいますが、同時に超自然的にこの世界に介入し、救いの御業を実現してくださることを感謝いたします。今日もあなたの御手を信じて主の恵みのうちを歩むことが出来ますように。

イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。