23:15 御主人、お聞きください。あの土地は銀四百シェケルのものです。それがあなたとわたしの間で、どれほどのことでしょう。早速、亡くなられた方を葬ってください。」
23:16 アブラハムはこのエフロンの言葉を聞き入れ、エフロンがヘトの人々が聞いているところで言った値段、銀四百シェケルを商人の通用銀の重さで量り、エフロンに渡した。
23:17 こうして、マムレの前のマクペラにあるエフロンの畑は、土地とそこの洞穴と、その周囲の境界内に生えている木を含め、
23:18 町の門の広場に来ていたすべてのヘトの人々の立ち会いのもとに、アブラハムの所有となった。
23:19 その後アブラハムは、カナン地方のヘブロンにあるマムレの前のマクペラの畑の洞穴に妻のサラを葬った。
アブラハムは、妻サラの墓を購入するために、エフロンから、銀400シェケルでマクペラの洞穴を購入しました。これは通常の相場をはるかに超えた法外な金額であったと思われます。
エレミヤは、同規模の土地を銀17シェケルで購入しています。「そこで、わたしはいとこのハナムエルからアナトトにある畑を買い取り、銀十七シェケルを量って支払った。」(エレミヤ書32:9)と言われています。
法外な値段を言われても、アブラハムは相手の言うがままにそれを支払って洞穴を購入しました。後にこの墓は、アブラハム自身(25:9)、イサク(35:29)、リベカとレア(49:31)、ヤコブ(50:13)の墓となりました。
祈り
天の父なる神様、アブラハムはこの世においては寄留者であることを理解していましたが、その妻であるサラのために墓を購入しました。この体はやがてチリに帰るものですし、私たちの本体である魂は天に引き上げられるのですから、いつまでも地上の墓にとどまるものではありません。しかし、あとに残される人々のためにも墓を残していくことは大切なことだと思います。この世にあってもよい証しを立てていくことが出来ますように。
イエス・キリストの御名前によって祈ります。アーメン。