22:29 イエスはお答えになった。「あなたたちは聖書も神の力も知らないから、思い違いをしている。

 22:30 復活の時には、めとることも嫁ぐこともなく、天使のようになるのだ。

 

復活はないと言って、このような議論を吹っ掛けてくるのは、「あなたたちが聖書も神の力も知らず、思い違いをしている」からだとイエス様は言われます。サドカイ派の人々は、この地上の生活が、復活した後も同じように営まれると思い違いをしているのです。

 

そして、このことは、復活を信じていたファリサイ派の人々も同じでした。しかし、イエス様は、「復活の時には、めとることも嫁ぐこともなく、天使のようになるのだ」と言われました。

 

天使とは、天において神様の御心を行う者たちのことです。復活した者は、神様の御心を行う天使のようになり、もはやめとることも嫁ぐこともないのです。つまり、結婚は、この世に生きている間だけのことなのです。

 

ローマ書7章1節以下には「それとも、兄弟たち、わたしは律法を知っている人々に話しているのですが、律法とは、人を生きている間だけ支配するものであることを知らないのですか。結婚した女は、夫の生存中は律法によって夫に結ばれているが、夫が死ねば、自分を夫に結び付けていた律法から解放されるのです。従って、夫の生存中、他の男と一緒になれば、姦通の女と言われますが、夫が死ねば、この律法から自由なので、他の男と一緒になっても姦通の女とはなりません。」と言われています。

 

祈り

 

天の父なる神様、復活を否定するサドカイ派の人たちは、イエス様に屁理屈のような言いがかりをつけて質問をしましたが、イエス様は復活があること、復活の後には罪を赦されてめとることも嫁ぐこともなく天使のようになることを教えてくださいました。この世にあって、あなたの御心に生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。