9:23 福音のためなら、わたしはどんなことでもします。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。

 

パウロは、「福音のためなら、わたしはどんなことでもします。」と述べています。出来るだけ多くの人をキリストに導くために、あらゆる人々に仕え、あらゆる人々に関心を寄せて、あらゆる人々の奴隷になるという思いがここには表れています。

 

それはイエス・キリストが歩まれたように生きるという事でもありました。キリストは、この世に生きる様々な人々に出会い、その一人一人の思いに心を寄せて、まごころからそのひとりひとりに仕え、愛してくださったのです。

 

それは、「わたしが福音に共にあずかる者となるため」でもありました。彼は福音を宣べ伝えることによって、彼自身もイエス・キリストの福音にあずかる者となるのです。

 

フィリピ2章4節以下には次のように言われています。

2:4 めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。

 2:5 互いにこのことを心がけなさい。それはキリスト・イエスにもみられるものです。

 2:6 キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、

 2:7 かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、

 2:8 へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。

 

祈り

 

天の父なる神様、神の御子であるお方が、私たちを救うために、私たちに仕えてくださいましたことを心より感謝いたします。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。