22:7 そこで、王は怒り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。

 22:8 そして、家来たちに言った。『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった。

 

少し先になりますが、マタイによる福音書23章34節で、イエス様は律法学者たちとファリサイ派の人々にこう言われました。「だから、わたしは預言者、知者、学者をあなたたちに遣わすが、あなたたちはその中のある者を殺し、十字架につけ、在る者を会堂で鞭打ち、町から町へと追い回して迫害する」。

 

バプテスマのヨハネも、イエス・キリストも、その弟子たちも、激しい迫害に遭遇いたしました。家来たちを殺された王は怒りに燃え、軍隊を送って、この人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払いました。ここでイエス様はエルサレムの陥落を予告しておられると考えることもできます。

 

マタイによる福音書の執筆年代は80年頃と言われておりますから、この福音書が記されたとき、すでにエルサレムはローマの軍隊によって陥落しておりました。そして、それはイエス様とまたそのイエス様の遣わされた預言者たちを捕まえ、乱暴し、殺してしまった者たちへの神の怒りの裁きだったのです。

 

祈り

 

天の父なる神様、あなたのみ言葉は、単なる言葉ではなく、あなたの御心が示されており、それはこの歴史の中に必ず実現されるものであることが示されています。あなたの御こころにかなう人生を生きることが出来ますように。

イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン。